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人目ばかり気にして、仕事でも「分かりません」と言えず苦しかった私
———まずは自己紹介をお願いします。
私の社会人人生は美容師からスタートし、4年程働いていましたが、薬品アレルギーの発症をキッカケにエンジニア派遣を行う会社に総務として転職。
その後、今の会社には総務・経理補佐として入社しました。
現職でのキャリアは少し変わっていて、入社5カ月で営業事務に異動。
2年半ほど働いた後、取締役から直接声がかかり、全くの未経験で採用人事に。
試行錯誤の日々を重ね、気づけばそれから2年程経過しています。
プライベートはゲーム好きな夫の影響を受け、週末は一緒にゲームをしたり、Youtubeでゲーム実況を見たりとインドアな時間を過ごしています。
———らしさMeetsを受講しようと思ったキッカケを伺ってもいいですか?
らしさMeetsの事業責任者をされている森さんとは、現職の採用業務でご支援いただく中で知り合いました。
森さんはとことん親身に向き合われる方で、数あるパートナー企業の中でも唯一無二の存在で、最も信頼できる方でした。
森さんのFacebookの投稿で、らしさMeetsの受講者インタビューをシェアされているのに関心を持ったのが最初のキッカケです。
「らしさMeets」というワードから、興味を惹かれましたね(笑)
インタビュー記事には、“自分らしさが見つかった”、とか“仮面が取れた”とか、そういった内容が書いてあって、私の悩みに直結するワードがたくさんあり、記事がシェアされる度に欠かさず読んでいました。
そうして記事を読む度に興味が増していき、森さんと仕事上の打ち合わせをした際、開口一番「私、らしさMeetsに興味があるので詳しく教えてください!」と、お願いしたんです!
———受講の決め手は何でしたか?
実は元々、自己啓発やコーチングには興味を持っていたのですが踏み切れずにいました。
でも、信頼する森さんがやっているコーチングプログラムなら、高いお金を払っても絶対に後悔しないだろうと、思いきって申し込みました。
———そもそも、どうしてコーチングへの関心を持っていたのですか?
私は昔から人目を気にしながら生きていて、とても生きづらく感じていました。
コーチングを受けることでその生きづらさが解消されるのではないかと期待を抱いていたのが関心を持った理由です。
コーチになるための勉強をしていた方が社内にいて、その方に1年半ほど前に一度コーチングを受けさせてもらったこともあります。
———人目を気にするというのは、具体的にどんな感じなのでしょうか?
常に他人からの評価を気にしていました。だから、「分かりません」と発言するのも怖かったです。
変な質問して無能と思われるのではないかとか、出来ないと思われるのではないかとか、、、そうやって常に最悪なケースを想像してしまうので、想像しているだけで気持ちが沈んでしまっていたように思います。
特に、採用人事になってからこの傾向は強くなっていました。
自分に期待をしてもらっている中で変な質問をしたら無能だ、と思われてしまうのではないかと毎日不安でした。
正直、異動後の最初の1年は本当に辛かったです、、、採用って会社における重要なことじゃないですか。
この責任の重さと、期待をいただいた嬉しさと混ざりながら、、、でも分からないことが多くて、それでも他人の評価を気にして聞けない自分がいて、、、常に悩みを抱えながら日々の業務に向き合っているのが常態化していました。
らしさMeetsを経て、朝起きるとしんどい状態から抜け出せた
———実際にらしさMeetsを受けてみて、どんな変化がありましたか?
自分も他人も、素直に認められるようになりました。自己理解と他者理解を同時に深めることができ、生きやすくなった実感があります。
受講前は、漠然と「正しいものにならなきゃ」という想いがありましたし、自分を他人と比較して全然ダメだと落ち込んでいました。
でも、らしさMeetsの各セッションを通して、私は私のままでいい、ありのままでいい、そう思えるようになりました。
併せて、自分と周りの考え方の違いがあることは当たり前だということが腑に落ちたので、これまでは「なんであの人、こうしないんだろう」と、モヤモヤしていたような場面も、今は違う部分があってもそれはそれでいいと許容できるようになりました。
———大きな変化を感じられているようですが、日常の中でどんな変化が起きていますか?
以前は、朝起きるとしんどかったんです。らしさMeetsを経て、そんな状態を抜け出せました。
日々、私も成長しているんだと捉えられるようになり、自分を認めることで仕事に向き合う気持ちも変わっていきました。
周りに対して相談もしやすくなりましたし、自分の気持ちもさらけ出していいと思えるようになったんです。
以前は周りの評価が気になって仕方なかったのですが、今は自分に素直になれるようになりました。
そのおかげで、以前より仕事がしやすくなって、楽しく前向きに取り組めています。
正直、以前は仕事を受け身でやっていた部分がありました。
今は能動的なアクションも起こせるようになって、パフォーマンスにもいい変化が生まれ始めています。
自分を受容し、他者を否定せず、「愛を返す人」になれた
———それでは、各セッションの印象もお伺いしたいのですが、Day1の価値観言語化セッションはどのような体験でしたか?
普段生活をしていて、あんなにも自分を深ぼれる機会はないと思います。
問いを繰り返されながら、自分がどういう人間なのか、どうしてこういった考えに至っているのかを、過去の経験を思い出しながら振り返っていく数時間でした。
あれほど自分に向き合えたことはこれまでの人生で経験したことがありません。
過去のインタビュー記事の中で「Day1はすごく泣いた」という体験談を見て「私は泣かないだろうなぁ」と思っていたのですが、結果、信じられないくらい泣きました(笑)
心から自分を受容することができたとき、涙が溢れました。いま思い返して話しているだけでも泣いてしまうくらい。
自分を受容できたあの時間がとてつもなく大きくて、とっても心が楽になりました。
———大きな変化のキッカケとなったDay1だったようですが、Day2のMBTIはいかがでしたか?
私の思考の仕方やタイプを、ワークを通して深く理解していきました。同時に、自分と違うタイプの特性も理解していくことができました。
Day2受講前だったら、「そこまで考えなくていいのに」と、相手に違和感を持ったであろう場面でも、「そういうタイプの人だから考えるんだよね」と許容するようになったと思います。
自分と他者の特性の違いに対して、「否定」が生まれなくなったことが、Day2を通して得られたものだと思います。
———続いて、Day3のアートセッションはどんな体験でしたでしょうか?
正直、私にとっては難しさがあるセッションでした。
私は抽象的なものに対する受け止めが苦手で、絵の感想を話す場面で上手く表現ができなくて、、、でも、、、結果、凄く面白かったです。
自分と違ったタイプの方々から出てくる様々な意見から「そういう見方もあるのか!」と、視野の拡がる発見をもらえました。
Day3のワークを通し、ミッションステートメントを明らかにしたのですが、私のコアステートメント「私は、自分の声に耳を傾けながら愛を返す人です。」にもある「愛」という言葉が特にしっくりきています。
私は、自分だけでなく、自分の好きな人達にも楽しく生きて欲しいので、その人たちが楽しく生きるための手伝いもできたらいいかも!と、思え、そういった考えも含めて「愛」という言葉が腹落ちしました。
以前の私は沈んだ自分の心を保つのにいっぱいいっぱいだった気がします。
らしさMeetsを通し、自分だけでなく他者への愛にもしっかりと目を向けられるようになったと感じます。
———最後に、Day4のグループセッションはどのような体験でしたか?
すごく面白いセッションでした!
3つの立場に自分でなりきりながら話をして、ペアの人からフィードバックを貰うという時間を何度も繰り返していく1日です。
3つの立場というのは、夢をキラキラと語る自分と、中立な自分、そして批判的な自分の3つ。
それらを自分一人でやってみて、自分の心の声を3つのキャラクターとしてわけられたのがよかったなと思います。
———どう良かったのでしょうか?
例えば、意気揚々と夢を語る自分を、別の自分が徹底的に批判するんです。
全く違う立場を自分一人でやるので、逆に自分の心の中の状態をしっかりと切り分けることができました。
日頃の生活においても、もし自分の思考が批判的だったら「批判的な自分が出てきているな」と、冷静かつ客観的に自分を見られるようになったと思います。
これまでの自分は批判的な自分にばかりに目をむけていましたが、本当は中立的な自分も、夢を見る自分もいて。
ちゃんと、自分の心の状態を冷静に受け止められるようになったことが、大きな一歩に繋がったと感じています。
コミュニティの仲間からの問いが、前に進むためのキッカケを与えてくれた
———阿部さんが参加された3期から毎週の「ウィークリーリフレクション」があり、コミュニティも活性化していたようですが、どんな場でしたか?
らしさMeetsのコミュニティでは、ポジティブもネガティブも全部正直に出してよい場だったのが最高でした。
どれだけネガティブな発言だったとしても、軽蔑されず、そのまま理解してもらえる。そういった安心感がありました。
ウィークリーリフレクションに参加した際は、一緒にセッションした方から、アドバイスではなく別の角度からの考えを聞くことができました。
例えば、いま、仕事の負荷が増えていて長時間労働になっていることがしんどいという話をした際に、相手の方から「充実感じゃなくて、しんどい、なんですね?」と、言われました。
そして、「しんどいと思う理由ってなんですか?」という問いを投げかけられ、「確かに、大変な中でも充実感を覚えるにはどうしたらいいんだろうか・・・」と、考えるキッカケを貰いました。
もしウィークリーリフレクションに参加していなければ、そのまま目の前の仕事に忙殺されて「あぁ疲れた…」で終わっていたと思います。
でも、ウィークリーリフレクションでフィードバックやアドバイスではなく、問いを投げかけてくれる時間があったおかげで、前に進むための考えを膨らませるキッカケを得られたように思います。
「仕事を辞めたら、この苦しさから解放されるかも」と思っている方にお勧めしたい
———では、色々と変化や気付きを得た体験になられたように聞こえましたが、そんな「らしさMeets」を、どんな人にお勧めしたいですか?
正直、みんな受けたらいいなと思いますね(笑)。
こんなに自分と向き合って、自分と他者を許容できるセッションって、他にないんじゃないでしょうか?
らしさMeetsをみんなが受けたら、世界はきっと優しくなれるだろうなって、すごく思います。
———では、是非、そんな方々の背中を押す一言をお願いします。
本当に、自分を受け容れることができる体験です!
私みたいな悩みを抱えている人には、必ず変わるキッカケになります!
他人と自分を比較して、「自分なんか」と思って、自分の頑張りを認めてあげられないとか、或いは、もう理由が分からずしんどいとか。
私は、毎朝、「あぁ辛い・・・」という気持ちを抱えて一日のスタートを切っていたので、そんな状態な人がいたら、是非受けてみてほしいです。
ちなみに、、、ホンネをお話すると、「仕事を辞めたら、この苦しさから解放されるのだろうか」と思っていた時期もありました。
会社は大好き、でも、仕事は苦しい。辞めれば解放されるのかもしれないな、と。
でも、もしあの時辞める選択をしたとしても、結局は解決されなかっただろうな、と今は思います。
私がツラかった理由は仕事や環境が原因ではなく、自分自身だったからです。
出来ない自分がいると思い込んでいることや、周りからできないと思われているのではないかという恐怖。
そういった色メガネで周りを見ていることの根本は、自分を自分で認めてあげられていない事が原因でした。
それは会社を辞めても解決しませんよね。
もし、どこか漠然と苦しさを感じたり、生きづらさを感じたりして、「転職したら、これって解消されるかも」と思っている人がいるとしたら、一度立ち止まってらしさMeetsを受けてみてほしいです。
———もし何か最後に言い残したことがあれば教えてください。
コンテンツも然りですが、コミュニティが本当に良かったです!
らしさMeets参加の初日、森さんが「このコミュニティでは何を言ってもいい。変なアドバイスもされないし否定もされない。さらけだしていいから大丈夫。」と、仰っていました。
実際に、誰も他者を否定しないコミュニティです。絶対的な味方を手に入れられる場所と言ってもいいかもしれません。
私も変化しましたが、一緒に参加した皆さんの変化も表情を見ていてとても実感しました。
この3ヶ月間は、仲間と共に前に進んでいくことを実感できる素敵な時間でした。
らしさMeetsに参加できたことを感謝しています!
(インタビュー・文章:神部 弥幸)