目次
らしさMeetsを振り返って
——まずは改めて自己紹介をお願いします!
<りくさん>
私は「究極の納得」をライフミッションとしています。納得できないことには何があっても関わりたくありません。
「なんとなく」で物事が進んでいくことがどうしても気になってしまいます。
私自身も卒業生ですが、「ぶっちゃけ、らしさMeetsは何が良いのか?」について、りょうたさんとヤスさんと一緒に徹底分析していきたいと思います!
<りょうたさん>
私は東北で育ち、社会人になって東京に出てきました。現在は公共事業関係の仕事をしています。
自分自身、かなり知的好奇心があるタイプだと自認していて、らしさMeetsに参加したのも、生きづらさを感じていたわけではなく、人を鏡にして自分が理解するという概念にとても興味関心が沸いたのがきっかけです。
今日は、らしさmeets4期は私たちにとってどんな場だったのか、りくさんとヤスさんと議論しにきました!
<ヤスさん>
私は現在、高校教諭をしています。過去、「社会にもっと存在価値を」という思いから青年海外協力隊に応募し、その後も留学や転職などを検討しながら、「人生この方向性でいいのかな」と悩むことが多くありました。
そこでフラフラしていた軸を定めるために、らしさMeets1期に参加した後、これまでずっとサポーターとして関わり続けています。
今日は、らしさmeets4期の途中からみるみる内に明るくなったりくさんと、サポーターという枠を超えて関わらせてもらったりょうたさんと話すのを楽しみにしてきました!
最高につまらなかった人生を、自分の手に取り戻し、自分の尺度で生きてみたかった
——りくさんは、どうしてらしさMeetsに参加したのですか?
<りくさん>
私は今まで、市場価値の高いビジネスパーソンになり、人に認められ、皆から賞賛されるために、早朝から深夜まで働き倒してきました。
そうした中、ある時ふと、深夜のオフィスで「人生ってつまんないな。虚しいな」って思ったんです。
「私は一流のビジネスパーソンになって何がしたいのだろう、人より年収を少し上げて何が嬉しいのだろう?自分は褒められるために生まれてきたのか?この虚しさが長く続くのだろうか?」と。
一度考えだしたら止まらなくなってしまって、尊敬できる上司とか好きな同僚とかも全部一気にシャットダウンして会社を辞めてしまったのです。
でも、会社を辞めてもこの感情は止まりませんでした。なんの仕事をしたとしても、誰かと比べて、将来を悲観して、仕事をお金という尺度でしか計ることができず。
人生って最高につまらないなって思ってました。
だから、人生を自分の手に取り戻し、自分の尺度で生きてみたいと思って、らしさMeetsに参加したのです。
普段の自分とは違う行動をたくさん試してみたかった
——りょうたさんは、どうしてらしさMeetsに参加したのですか?
<りょうたさん>
私はりくさんのように、特段人生に対して悲観的ではありませんでした。
実はらしさMeetsには「実験」のつもりで参加したのです。
「どういう自己開示をしたら自分が心地よいのか?周りはどう反応するのか?どんな行動をしたらどんな感情を得るのか?」こうしたことを知りたかったのです。
らしさMeets期間中も、普段の自分とは違う発言や投稿をしてみたり、いつもの自分では考えられない行動をたくさん試してみました。
そうすると他者と「同じ部分」と「異なる部分」が顕著にわかります。
特に面白かったのが体験共有です。
同じような体験でも皆それぞれの視点や解釈で世界を見ていて、自分が○だと捉えているものが他の方にとって■とわかってはじめて円柱形が見えてくるように、俯瞰して見ることができて、物事の本質が浮き上がってくるような感じがしました。
そして、らしさMeetsは、コミュニティの温度感がかなり高く、会話の密度が相当濃いので、人種、民族と同じように、考え方にも多様性があるということが実体験で感じることができる、唯一無二の場だと感じています。
<ヤスさん>
私から見ると、りょうたさんは初めから周りをよく見てる人だなって思っていました。コミュニティに貢献するために進んで行動してくれる人だな、と。
それは、りょうたさんにとっては「普段と違う行動」だったのですね。感慨深いです。
実は、らしさMeets1期の時はコミュニテイが盛り上がる仕組みがまだ整っていないフェーズで、Day0から既にコミュニティが活性化するらしさMeets4期は、関係が深まるタイミングがかなり早いなと感じました。
らしさMeetsは、毎期進化してますね。
らしさMeetsを経て、素直になり、声のトーンが明るくなった
<りくさん>
りょうたさんの考え方は面白いですね!
ところで、りょうたさんは今、どんな変化を感じていますか?
<りょうたさん>
心の安定感がとても増しました。自分の意思1つ1つに根がしっかり張った印象です。
やろうと思っていることや自分の信念について、とても自信がついています。
意思決定が早くなったし、他者とのコミュニケーションに困らなくなり、自分の意見をはっきり言えるようになりました。
らしさMeets参加前は、
「なんとなく将来の方向性は思い描いているが、なぜ自分がその方向に進みたいのかはクリアではない」
「人と意見が対立する時に、心にざわつきを感じることがある」
「相手に気を遣って自分が思ったことを話させない」
という感じでした。
今は、思ったことを素直に話せる。他の人が言った話も素直に受け取れる感じがします。
また周囲から「声のトーンが暖かくなったね」と言われるようになりました。
<りくさん>
それ!私も言われます!
「声が明るくなったね!トーンが変わったね!」って!
サポーターをしながら、自己探求を続け、変化し続けられる場所
<りくさん>
ところで、ヤスさんにも聞いてみたいのですが、どうしてサポーターとして参加されたのですか?
<ヤスさん>
シンプルに、らしさMeetsの場が好きで仕方がないからです。
そして更に深く自己理解したいという想いを持っています。
自分自身、サポーターとしてだけではなく、4期の皆と一緒に自己探求し続けていました。
私は4期の中でも、りょうたさんをサポートすることが多かったのですが、「人生のコアが見つからなかったとしても、この後の人生で変わっても大丈夫ですよ」と自信をもって向き合うことができました。
なぜなら、自分自身が変化を続けているからです。
結局、りょうたさんのコアが定まった日は、お風呂に入りながら「今日はなんて良い一日なんだ」って思ってました(笑)
<りくさん>
なるほど~そんな想いがあったのですね!
サポーターのヤスさんに是非聞いてみたいのですが、サポーターの皆さんは、土日に仕事をしているようなものではありませんか?
どうしてそんなに頑張れるのでしょうか?
<ヤスさん>
仕事をしている感覚は微塵もありません。
私のコアである、「私は、平和な世界を作り続けている、人と繋がっている人です」というステートメントに極めて近いことをしてますから。
それにサポーターの場はとても自由で、私たちの自己決定が全て尊重されていて、それがとても心地いいのです。
ですから、サポーターをやりたい!と本心から思えています。
そして、らしさMeetsコーチの森慶介(もりけいすけ)の傍にいたいのです。
慶介さんは僕が死ぬときに、「この人に出会えて良かった…。」と思う人なのです。
らしさMeetsは、過去の自分は一つひとつ赦す場だった
——りくさんにとって、らしさMeets4期はどういう場だったのですか?
<りくさん>
私にとっては、自分を赦す場でした。
らしさMeets参加前は、自分自身を赦していないことが多く、自分で自分を否定し、人から賞賛されることでやっと自己肯定していたような状態でした。
それがはっきりと変わったのです。過去の自分と丁寧に向き合い、1つ1つ自分を赦していけたからこそ、私は今の自分が大好きになりました。
最高の自分で今を生きることが最高に幸せです。
今は他者の賞賛を求めていませんが、仕事で良いパフォーマンスを発揮し、高い評価を得ています。
らしさMeetsでは、立体的に自分自身の存在を理解できた
——りょうたさんにとって、らしさMeets4期はどういう場だったのですか?
<りょうたさん>
私にとって、らしさMeetsは理科の実験をしているような場でした。
コーチの慶介さんという「教師」がフラスコの観察方法を教えてくれて、コミュニティの皆で観察しているようなイメージです。
MBTIアセスメントや自身のコアを発見する過程を経て、自分の深いところにどんどん入りこみ、とても内省が進みました。
そして、コミュニティを観察しながら、誰かを鏡にして自分を見ることで、より立体的に自分自身の存在を理解できたのです。
1人で内省するだけでは絶対に到達出来ないような深いところまで行けたなと思います。
Day2でヤスさんにサポートしてもらいながら、私のコアである「私は家族を大事にする、挑戦者です」を探求した時、ヤスさんが一生懸命、自分とは全く違う角度から深掘りしてくれたから、自分の盲点に気が付くことができて、心の底から感動しました。
<りくさん>
どうして、それほどヤスさんの意見を聞くことができたのですか?
<りょうたさん>
実はDay2で、今まで誰にも話せなかった私だけの秘密を、ヤスさんに話したのです。
そしてヤスさんが開示してくれた秘密が、私と少し似てました。
秘密を開示して心が軽くなったのと同時に、ヤスさんの開示にも共鳴し、ヤスさんに大きな親近感を感じたことが始まりです。
隠していた秘密が浄化されたことで自身に許可が出せて、お互いに共感しあえたヤスさんからのフィードバックをスッと受け入れることができました。
そのあとは、自分でもびっくりするぐらい、全くブレーキに邪魔されずに生きられる感じがしています。
心の底から信頼し、安心できる人達からの多くのフィードバックがあるからこそ、自身の深いコアに立体的にたどり着くことができたのだと理解しています。
人生に迷っている人も、そうでない人もお勧めできるらしさMeets
——らしさMeets参加を検討している方へメッセージをお願いします!
<りくさん>
人生に迷ってる人や、世界に対して期待をしていない人に受けてほしいと願います。
自分の「外の世界」を考えても答えが見つからない時、らしさMeetsは自分の「内の世界」と向き合うことで強烈な希望を人生に灯してくれます。
人は必ず苦しい時がありますから、そんな時にコーチの慶介さん、そしてらしさMeetsに集まる仲間に出会ってほしいです。
はっきり言って、最高な経験が出来ますから。
<りょうたさん>
正直、どんな人にも受けてほしいです。
私も、りくさんも、ヤスさんも、参加した動機が全く違うと思います。
らしさMeetsはコミュニティが最高に面白く、バックグラウンドが多様な人が集まっているからこそ、どんな理由で参加しても楽しめると思います。
<ヤスさん>
最近、らしさMeetsを義務教育のカリキュラムに入れた方がいいのではと思っています。
自分に自信がないが故に子供に怒ってしまう大人がいて、理不尽に怒られた子供は、他者をいじめます。
こうした歪んだ構造を根本から変えられるのではないかと感じています。
らしさMeetsは、人生に主権を取り戻す場だと思います。
社会の常識に合わせて自分を作る人生から、自分自身の自己決定で生きる人生へ回帰することは、本当に大切だと思います。
(インタビュー/文章:森奈々絵)(デザイン:オリナス廣森)